ご葬儀に参列したことがあっても、実際に葬儀社に依頼する経験をお持ちの方は少ないのではないでしょうか？ 大切な方が亡くなると、遺族は悲しみの中で通夜やお葬式、火葬に関わる様々な手続きや手配を行わなければなりません。いざという時に慌てず葬儀を依頼するために、事前に決めておきたいことをお伝えします。

まず決めるべきは、葬儀の形式や規模

参列者の人数や予算、宗教儀式やしきたりを行うかどうかなどを事前に把握決めておきましょう。お葬式の形式もさまざまに選ぶことができます。ここでは代表的な例をあげます。

一般葬

一般葬は、以前から最も多く行われてきたお葬式の形式です。遺族をはじめ友人や近隣の方、仕事の関係者など、故人にゆかりのある方を招きます。通夜の翌日に葬儀を行うことが通常の流れです。多くの方に故人を見送っていただけるだけでなく、儀式や風習などを大事にできることがメリットといえます。その分お葬式の費用は高額になる傾向があり、多くの方を迎え入れるための準備が必要なため、遺族の負担も大きくなる可能性があります。

家族葬

家族葬は、ごく親しい人のみで故人を見送るお葬式です。故人とのお別れの時間をゆっくりととることができる上、比較的自由に葬儀の内容を決めることができます。コンパクトな式になるため参列者を迎えるための準備にかかる負担は小さくなり、費用も一般葬と比較すると抑えられるでしょう。一方、会場の規模は一般葬より小さくなることが多いため、参列者は多くとも20～30人程度と限られます。また、香典の収入は減りますので、収支のバランスには注意が必要です。

一日葬

通常、通夜と葬式を2日間に分けて行われることが多いものですが、一日葬は名前の通り「1日」でお葬式のみ行う形式です。一般葬と比べて短時間で葬儀を終えることができるため、遺族の負担が軽減されます。ただし、一日葬を平日に行う場合は、都合がつかず参列を見送る方も多い場合があるため、葬儀の日程決めの際に注意が必要です。

葬儀を行う場所、搬送先も要チェック

イズモの各ホールだけでなく、自宅やお寺で葬儀を行うこともできます。葬儀の場所だけでなく、「故人のお帰り先（ご安置場所）」を決めておくことも必要です。

訃報のお知らせ先をリストアップ

亡くなったことを誰に知らせるか予め決めておきましょう。リストアップしておくことで関係者にスムーズに連絡できるだけでなく、参列者数の把握、つまりおもてなし費用の把握にもつながります。連絡は、電話やメール、チャットツール、FAXなども活用ししっかり連絡が行き届くようにしましょう。